一生の話

真実の愛の代わりに自由を手に入れた
まったく 手に入れたいものほど手に入らない
昔は逆だったのに

いつからだろう

まあ、いいや
失ったものと同じ大きさの
手に入れたものを最大限に活かすだけだ

また 逆になるその時まで

もうひとつ
私に存在するあの人の目
迷う事なく、未来を見つめる為の目
同時に逃がす事無く見つめ続ける目

今は、少しばかりのセンチメンタリズムを秘めて
見つめるべきものを見つめている